モテる男が女性を追わない理由と恋愛の失敗で一番多い原因
モテる男とモテない男の行動の違い。それは、好きになった女性に対してどう行動するのか。
モテない男は女性を追いかける。一方、モテる男は女性をおびき寄せるんです。
モテない男は女性を好きになったら追いかけてしまう。積極的に女性に話しかける。女性の連絡先を聞き出すのに必死になる。食事やデートに誘って断られても何度も誘ってみる、などなど。
恋愛は単なる熱意と積極性だけでは成功しません。いったん引くべき時でも深追いしたり、女性を追いかけすぎると
「しつこい」
と女性に避けられるようになってしまいます。あなたがモテる男になりたいなら、女性を追いかけてはダメ。女性を追いかけるのは、言わば逃げ出した猫を追いかけるようなもの。
猫は一気に逃げていきます。捕まえられませんよ。あなたよりもすばやいし、身のこなしが軽いから。
モテる男は猫を追いかけません。おびき寄せます。そして、寄ってきた猫をそっと抱きかかえる。おしまい。こっちの方が簡単でしょ?
女性を追わない理由は他にもあります。あなたは好きな女性と付き合えば大切にしますか?優しくしますか?こう聞かれると、全員が「もちろん!」と答えます。
でも、そういう人に限って女性を食事に誘って断られても「じゃあ、来週はどう?いつなら空いてる?」と粘ったり、断られてそれほど日がたっていないのに再び誘ったり。告白を断られても粘ったり、すぐに2度目の告白をしてしまう。
女性は「今のあなたと私の関係では、二人きりでの食事やデートは無理です」と断っているのに、女性の希望よりも自分の「すぐに会いたい・付き合いたい」という希望を優先するんです。女性は「永久に無理」と言っている訳じゃなく、「現時点での二人の関係では無理」と言っているだけ。
なのに、彼女の希望より自分の欲求を優先する男が、付き合ったら大切にしてくれると女性は思うか?という話。モテない男は言ってることと、実際の行動が矛盾してるんです。
モテない男は女性を引っ張り、モテる男は女性と並んで歩く
恋愛とは山登りのようなもの。彼女と二人で山を登っています。彼女は少し疲れてきたようです。ここで、モテない男は彼女の手を引っ張って登ってしまう。
彼女の手を引いてあげるのは彼女を助けてあげているようだけど、自分のペースに疲れた彼女を合わせようとしているだけ。ここでの彼女の希望は早く頂上に行きたいことではありません。
モテる男は彼女が疲れたら一緒に休むか、彼女の歩くペースに合わせてゆっくり登る。同じペースで歩いてくれない男に対して、女性は「この人とは無理」となるからです。
恋愛はお互いに好意があってもうまくいかないこともあります。それは、お互いの「好き」に温度差がある場合。男は女性のことを「大好き」だけど、女性は男のことを「好きかもしれない」と思いつつあるケース。
この場合は、焦ってつき合おうとすると、うまくいったはずの恋愛が成就せずに終わります。
女性の「好きかもしれない」が「好き」になってから告白すれば簡単に成功します。そして、女性の「好きかもしれない」という気持ちは、よほど大きな失点がなければ「好き」になる。
ところが、自分のペースを優先すると、うまくいったはずの恋愛も失敗に終わるんです。無意識に女性のペースよりも自分のペースを優先すると、女性にとっては「この人にはついていけない」となります。
恋愛での失敗の大半は、女性のペースを無視して自分のペースに女性を巻き込もうとすることに起因します。
あなたは女性に「大切にする」と言いながら、女性の望むペースは無視して「会いたい」「付き合いたい」という自分の欲求を最優先していませんか?女性に「この人とつき合ったら振り回されて疲れそう」と思われる行動をとっていませんか?
恋愛で失敗する最大の原因はチャンスを自ら潰すこと
私はこれまで多くの恋愛相談を受けてきました。その中で気付いたことがあります。それは、多くの人が恋愛で失敗するパターンは似ているということ。モテない頃の私自身の経験も含めてです。
恋愛相談を受けていて
「自分もモテない頃に同じことをして失敗したな」
「他の人からも同じような相談が来ていたな」
と感じることがよくあります。
じつは、恋愛で失敗するパターンは限られています。なかでも一番多いのは、せっかくのチャンスをわざわざ潰してしまうこと。
「他の男にとられた」「好きな女性が急に海外に転居して会えなくなった」のような外部要因が原因で恋愛が終わることはほとんどありません。
恋愛で失敗続きの人やモテない男は、チャンスがまったくないから恋愛で成功しないのではなく、チャンスはあるのに成功できないんです。それも、自分でチャンスを消してしまう。
例えば、職場である女性を好きになり、週に何度かは仕事帰りに最寄り駅まで話をしながら一緒に帰る関係になった。そこで、少し好意を示してみた。
ところが、その日から女性が「職場のいい先輩」「お兄さんみたい」と「職場の関係」をアピールをするようになった。
ここで、モテない男は焦ります。モテない頃の私を振り返ってみても同様ですが、モテない男ほど女性を追います。一番多い理由は、焦りです。
「何か手を打たないと、このまま終わってしまう」と焦った結果、女性を食事に誘ったり、より強い好意を示したり。
すると、女性はさらに距離を置くようになります。女性を追いかけることで、女性に避けられる原因を自ら作ってしまうんです。
その後は、行動すればするほど女性との関係が気まずくなっていきます。
女性に食事の誘いを断られたような状況で、モテる男は女性を追いかけません。女性が食事の誘いを断るのは、未来永劫あなたと食事したくないのではなく、現時点では「ごめんなさい」なだけ。
つまり、現状では二人きりで食事をするには欠けているものがある。そこを埋めることさえできれば、彼女はいつでも食事に応じてくれる。だから、モテる男はその「欠けているもの」を埋めるために行動を始めます。
一方、モテない男はここに気づけない。単にしばらく時間をおいて再び女性を食事に誘ったりします。時間が過ぎただけで二人の関係は何も変わってないので、女性の答えも変わりません。
「今の関係では二人きりでの食事は無理」と女性が暗に言っているなら、関係を変えることが先。「二人で食事してもいい関係」になれば、女性は誘いを断らない。
ところが、モテない頃は、二人きりで食事をすることで関係を変えようとする。順序が逆なんです。
実際、順序を間違えてチャンスを潰す人を数多く見てきました。かつての私も同じ経験があるから「それじゃ女性に避けられて当然だよ」とはとても言えません。
ただ、望む結果が出ないなら、行動が間違っている可能性がかなり高いです。