好きな女性や彼女に振られて失恋した経験から立ち直る方法

これからお伝えするのは、

「彼女にフラれてから食欲もない」
「失恋してからよく眠れない。早く忘れたい」

と悩んでいる男性が、失恋から立ち直る方法についてです。あえて失恋した男性に限定してお伝えするのは理由があります。男は失恋のつらさや寂しさを人に打ち明けることが苦手だからです。

一般的に女性の方が失恋から立ち直るのは早いと言われますよね。これは事実です。理由の中でも大きいのは、周囲の人に積極的に話すこと。

自分の気持ちや思いを吐き出すことに加え、誰かに聞いてもらえることで次第に気持ちが軽くなっていく。

一方、男は「弱音を吐きたくない・くよくよしている姿を見せたくない」と誰にも話さずに抱え込んでしまう。本当は傷ついているのに、傷ついていないフリをする。泣きたいくらいだけど、人前では泣けない。

結果として、男の方が失恋から立ち直るのは遅くなります。あなたの周囲を見渡しても、女性の方が失恋から立ち直るのは早いでしょう?

だからといって「周囲の人に話を聞いてもらうだけで少しはラクになるよ」と言われても、簡単にはできないこともわかっています。

そこで失恋したあなたが少しづつ前に進むためのアドバイスを送りましょう。

寂しくても、辛くても、未練タラタラでもかまわない

「彼女と別れて毎日が寂しい」
「彼女と過ごした時間を思い返すと辛い」
「もうやり直せないとわかっていても、未だに復縁できないか考えてしまう」

そんな自分が嫌だ、自分を変えたいと思っていませんか?覚えておいて欲しいのは、寂しくても辛くても執着していてもいいんです。

「寂しいなんて感じちゃダメだし、執着しちゃいけない」と考えているから余計に辛くなるし、自分を追い込んでしまう。

当然ですよね。持つべきではない悪い感情を持っていると思うから、自分が嫌になるわけで。

そもそも失恋してすぐに「はい、次いこう!」と思える人はまずいません。寂しいし、辛いし、執着する。持ってはいけない感情ではありません。あなたはいたって正常です。

だから、寂しくて執着していることは別にいいと考えること。辛い人は自分を許さないから辛くなるんです。

そもそも好きな女性や彼女を忘れられないのは、自分の意思でどうにかなるものではありません。だから、自分の意思ではどうにもならないものについては受け入れること。

彼女を忘れられない。だから、毎日彼女の家の前で待ち伏せている。これはダメです。なぜなら、執着を行動に移しているから。

執着という感情はコントロールできません。でも、執着を行動に移すか移さないかはコントロールできる。寂しかったり悲しんでいる自分を否定する必要はありません。

ただ、寂しくてつらいから周囲の人に八つ当たりしたり、好きな女性を忘れられないから毎日何度もメールやLINEを送る。感情のまま行動に移してしまった時だけ反省するようにしてください。

では、失恋を忘れるために新しい恋愛に目を向けることはどうなのか?私はおすすめしません。理由は、失恋の傷をより大きく深くする結果になりがちだからです。

失恋を新たな恋愛では埋められない理由

確かに、新しい恋愛で失恋を忘れられることがあるのは事実です。ただ、その裏には新たな恋愛でも失恋を忘れられない多数の人が隠れています。

そもそも失恋で苦しい時は、好きだった女性のことが頭から離れない状態。この状況で失恋を忘れるために新たな女性と出会った時に、何が起こるか?新たに出会った女性と、好きだった女性を必ず比較します。

比較すると、新たに出会った女性よりも、失恋した時に好きだった女性・彼女の方がほぼ間違いなく勝つんです。失恋した女性は既に思い出の中なので、これ以上悪くなりようがない。

ケンカもしないし、ムッとする言葉をかけられることもない。悪い要素が出てこない以上、どんどん美化されていきます。

「彼女ならこんなことは言わない」
「彼女は僕が悩んでいる時はこんな言葉をかけてくれたのに」
「彼女は僕の意見を頭から否定はしなかった」

のように、好きだった女性と比較することで、新たに出会った女性の悪い面ばかりが目についてしまう。

その結果、「やっぱり彼女(失恋した相手)は素晴らしい女性だった。もうあんな女性とは出会えないだろう。自分は何てバカなことをしたんだ」と自分を否定する気持ちが強くなります。

失恋した気持ちを紛らわせるために、ある女性とつき合ってみたとしましょう。「これから大好きになるかもしれない」と淡い期待をしながら。

大好きになって幸せになる可能性ももちろんありますが、「前の彼女が忘れられない」という気持ちをより強める結果になり、結局は別れる可能性の方が大きいです。

こうなると、新しい彼女も巻き込んでしまう。すると、そんなことをした自分にも嫌気がさしてくるという悪循環になります。

失恋した気持ちに区切りがついたから、新しい恋愛に目を向けたり、女性と出会う場所に参加することは何も問題ありません。でも、失恋を引きずったままだと

・前の彼女、好きだった女性への気持ちがむしろ強くなる
・今の彼女とつき合っていることがむしろつらい
・そんなことをしている自分も嫌

と負の連鎖になりがちです。

なので、「恋愛の傷は恋愛で消す」は、あまりおすすめできません。では、寂しい、つらい気持ちにどう対処すればいいのか?

失恋を忘れるための具体的方法

失恋を忘れるためにおすすめなのは、やりたいことを徹底的に追求すること。

失恋する前は彼女がいたなら、彼女とすごす時間があったため時間の全てをやりたいことには注げなかったでしょう。

失恋する前は片思いしていたなら、彼女のことを考える時間が多く、頭の中の大半は彼女のことを考えていたので、やはりやりたいことに時間を全て注げなかったはず。

やりたいこと(趣味や熱中できるもの)に自分の時間の全てを注げるのは、一人でいる時の特権でもあります。

趣味や熱中できるものに取り組むなら、強制されて嫌々やることではないので集中できます。時間もあっという間にすぎます。

さらに、今よりも上達したり知識が増したりするので、今後にもプラスになります。

いずれ新たな恋愛に目が向き始めると、今よりもやりたいことに集中できる時間は減ります。そう考えると、失恋した後の時間は、無駄ではないんです。

恋愛と恋愛の間のボーナスだと考えておけばちょうどいいですし、実際にそういう側面もありますから。

もし、やりたいことや熱中できるものがないなら、やりたいことを探すことを目的にしましょう。少しでも興味があったり、気になるものには取り組んでみること。

その結果、今までよりも視野が広がったり、今までは気付かなかった自分の長所や特技を発見できたりもします。

分野は何でもかまいません。オンラインゲームでもスポーツでもいい。釣りをしても楽器を弾いてもいいし、メダカを育ててもいい。

「休日はどこかに連れていかなきゃ」「プレゼントのためにお金を貯めておかなきゃ」という心配もありません。

何かに興味を持つ時間を持てていることは強みでもあるので、時間もお金も自分だけのために使ってあげましょう。

本当にあなたは失恋したのか?を考える

ただ、私としては、失恋を簡単に諦めて欲しくないというのが本音です。

もちろん現状では挽回するのは難しい状況も確かにありますが、「本当にできることはもうないのか?挽回は不可能なのか?」をよく考える。

それから、「自分は失恋した。挽回は難しい。だから、失恋から立ち直る方法を探そう」と結果を出しても遅くはありません。

失恋を諦めないといっても、「まだ粘ってみよう、彼女と話をしてみよう、会いに行こう」ではありません。

失恋してから女性に「しつこい、迷惑、ストーカー」とまで思われる人は、行動を間違えるからです。

既にお話ししたように、感情にまかせて行動すると女性に嫌われる行動になりがちです。言い換えると、感情にまかせずに考えた上で行動すれば、女性との関係が悪化することはありません。

本当にどうにもならない失恋は、じつは20%ほどしかありません。ほとんどの失恋は挽回可能な失恋ですが、

・失恋した人が「もうダメだ」と行動せずに諦める
・失恋後のまずい行動で修復不可能な状況にしてしまう

が多いのが現状です。

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