成功する告白の仕方とタイミング | セリフや言葉より重要なこと
好きな女性に告白をして断られる理由は
1.告白のタイミングが間違っている
2.告白のセリフや場所が間違っている
どちらだと思いますか?
答えは1。告白のタイミングを間違えて失敗することがほとんど。しかも、告白が失敗する原因の90%以上は、告白のタイミングが早すぎること。
告白のタイミングを間違える原因は、「告白したい気持ちを抑えきれなくなって告白すること」にあります。
なぜ「好きな気持ちを伝えたい」で告白すると失敗するのか?
「彼女に自分の気持ちだけでも伝えたい」
「来月になったら退職して会う機会がなくなる。今月中に告白しよう」
そう心に決めた段階で、告白のタイミングについては考えなくなります。告白することは既に決めましたからね。
「いつ告白するか」は考えなくなり、「どんな場所で、どんなセリフで告白するか」ばかり考えるようになる。魚が寝ている深夜の湖にやってきて「どんな餌なら釣れるだろう?」と悩む釣り人のように。
成功する告白の仕方を探し求める気持ちは痛いほどわかるんです。モテない頃の私も「成功率の上がる告白の言葉や場所」の情報を血眼になって探しましたから。
恋愛で悩んでいた頃の私と同じ失敗をしてほしくないので、正直に言います。
私自身の多くの失恋と、好きな女性と付き合えるようになった経験から言えること。告白する前に女性の返事は既に決まっているんです。
告白の言葉や場所が重要でないのは、女性の返事が既に決まっているから
私は恋愛マニュアルの中でも、告白の場所やセリフについてはほとんど述べていません。
女性は告白されてから「付き合おうかな。やめとこうかな。どうしようかなぁ」と考え始めるのではないからです。
(正確に言えば、女性が返事を迷っている状況はあります。それでも、どんな言葉やセリフで告白するかによって、女性の返事が変わることはありません。彼女が告白の返事を迷っている原因は、「告白の場所が悪いから・セリフがかっこわるいから」ではないからです)
すこし想像してください。あなたが恋愛対象とはまったく見ていない職場の同僚や女友達から告白されたとします。
あなたはその女性を嫌いではない。仲はいいし親しいけど恋愛対象とは見ていないし、意識もしていない。
彼女があなたに確実にOKをもらえる告白の仕方はありますか?ないですよね。
どれほど愛情がこもったセリフで告白されても、スカイツリーの展望台から一緒に夜景を眺めている時に告白されても、返事は「ごめんなさい」だったり「職場の同期としか見れない」「いい友達でいたい」になるでしょう。
つまり、彼女があなたに告白する前に、既に結果(彼女の告白への返事)は決まっています。そして、あなたの返事は彼女の告白の仕方で変わることもない。
告白が成功しない理由は、告白の仕方が悪いのではなく告白するタイミングを完全に間違っているからです。
「なるほど、告白の仕方よりもタイミングを重視すれば成功するんですね」
はい、と言いたいところですが、一つ問題があります。恋愛で失敗する頃は、タイミングの意味を勘違いしていることです。
タイミングをはかる基準は時間や回数ではない
「何回目のデートで告白すれば成功しますか?」
「知り合ってから3ヶ月たつんですが、もう告白しても大丈夫ですか?」
この質問のどこがおかしいかわかりますか?
女性と出会ってから一定の時間がすぎれば、デートや食事の回数を重ねれば、自然に女性との距離が縮まると想定していること。
「何回目のデートで告白すれば成功するか?」「知り合ってから何ヶ月で告白すればいいか?」に対する答えは
最初のデートで告白していい場合もあれば、4回目のデートでもまだ無理な場合もある
になります。なぜなら、恋愛で成功するタイミングとは、女性にどう思われている段階で行動するかだからです。女性をデートに誘う場合を例にしましょう。
女性に「この人となら二人きりで出かけてもいいな」と思われている段階なら、どんな誘い方でも女性はデートに応じてくれます。
「明日一緒にランチしようよ」でも「今週末、どっか遊びに行かない?行き先は前日に決めるとして」でも問題ありません。
一方、女性に「まだ二人きりで出かける関係じゃない」と思われていれば、知り合ってから何ヶ月経とうが、デートの誘いに応じてはくれません。
正直なところ、これだけ説明しても「それでも告白する場所やセリフで成功率は変わるんじゃないの?」と思われることはわかっています。
モテない頃の私がそうでしたから。ただ、考えて欲しいのは、どうして成功する告白の仕方を必死に探すのか?ということ。
もちろん、告白を成功させたいからですよね。でも、言葉を換えると、「告白が成功するか不安でたまらないから」じゃないですか?
じつは、ここに告白を成功させる最大のヒントが隠れているんです。
告白は交際の申し込みではない
そもそも告白を成功させるために、勇気や度胸はいりません。世の中には恋愛で困ったことないというモテる男がいます。彼らは告白で悩むことはありません。
好きになった女性を彼女にできるようになってからの私も、告白で悩んだことはありません。なぜなら、告白を女性が断らないとわかっているからです。
告白を断られる人は、告白=交際の申し込みになっています。もしくは、一方的に自分の好意を伝えることになっている。
成功する告白は単なる意思確認にすぎません。お互いがお互いを好きだとわかっている状況でするものです。
おそらくここまで読んでくれた方の中には「そういえば、今までの恋愛で実質付き合っている関係になってから、遅れて告白したことがあったな」という人もいるでしょう。
伝えたいのは「告白はいらない」ではなく「告白が成功するか不安な時点で、タイミングは間違いなく早すぎる」ということ。
正しいタイミングで告白すれば、告白のセリフがなんであれ女性の答えは「うん、いいよ」になる。
間違ったタイミングでの告白は、どれだけ素晴らしいセリフを並べて告白しても「ごめんなさい」になる。
好きな女性に告白しようと決めた時は、「成功する見込みがないのに、告白の仕方だけで挽回しようとしていないか?」を考えてみてください。